『栄西』 (えいさい)。 臨済宗(りんざいしゅう)の開祖(かいそ)。永治(えいじ)元年(1141)生まれ。建保(けんほう)三年(1215)七月五日、75才で遷化(せんげ)。

『回向』(えこう)。 みずからが積(つ)んだ功徳(くどく)を人々のためにふり向けること。仏事法要(ぶつじほうよう)を営(いとな)んで、その功徳が死者の死後の安穏(あんのん)をもたらすよう期待(きたい)すること。

『縁起』(えんぎ)。 人間の幸(こう)・不幸(ふこう)や悲・喜劇をはじめ自然界の現象(げんしょう)などの根本(こんぽん)を説いたのが、縁起(えんぎ)である。人生における幸・不幸はなぜ起こるのか、なぜ人によって違いが出るのか。
@神意論(しんいろん)。神の意志によって人生が決(き)まる。自分の意志ではどうにもならない、との説。
A宿命論(しゅくめいろん)その人の前世(ぜんせ)の業(ごう)によって決まる。生まれる前から自分の人生が決まっているのであって、自分の努力や意志ではどうにもならないとの説。
B偶然論(ぐうぜんろん)すべて偶然(ぐうぜん)である、との人生観。 ブッダはこれらの三説(さんせつ)を悉(ことごと)く否定し、「いかなるものでも必ず原因(因)と条件{縁(えん)}によって生(しょう)じ、絶(た)えず変化して止まないものである」という縁起説(えんぎせつ)を主張(しゅちょう)した。